治療後のメンテナンスで、ずっときれいな歯並びを
歯並びと歯の健康を保つためには、矯正歯科治療終了後もメンテナンスが必要です。せっかく治療したのに、すぐに歯並びが戻ってしまっては元も子もありません。ここでは、矯正治療を無事に終えるため、また治療後もずっと美しい歯並びを保つために必要なメンテナンスをご説明いたします。豊島区駒込駅近くの「なかむら矯正歯科」では、矯正専門医が治療後も定期検診やメンテナンスで、あなたの歯並びと歯の健康をサポートいたします。
矯正中に注意すべき3つのポイント
ポイント1. 矯正中のブラッシング
取りはずしない矯正装置の場合は、ブラッシングがしづらいため汚れがたまってしまいがち。特に歯と歯ぐきの間、矯正装置の周り、ワイヤーの下などは丁寧にブラッシングしてください。矯正治療中に虫歯になってしまった場合、虫歯治療を優先するために矯正装置を取りはずすことになり、治療期間がさらに長引いてしまいます。
ポイント2. 矯正中の痛みの原因
矯正中の痛みには2つの原因が考えられます。
1.矯正治療の歯を動かしている痛み
個人差がありますが、一般的には矯正装置を装着してから1~3日後に痛みのピークを迎え、その後1週間程度で痛みがひいていきます。その後も痛みが続く場合には、主治医にご相談ください。
2.矯正装置が接触したりすれる痛み
矯正装置が唇や頬の内側にあたって引っかかったり痛みを感じる場合には、保護する素材がありますので、主治医へご相談ください。
ポイント3. 矯正後はメンテナンスを
歯の移動が完了して矯正装置をはずすと、歯は元の位置に戻ろうとする力が働きます。これは「後戻り」と呼ばれ、歯はまだ不安定な状態です。当院では必ず「リテーナー」という保定装置を作成し経過観察をいたします。決まった時間、決まった期間きちんとリテーナーを装着して、整った歯並びをキープしましょう。
矯正後のメンテナンスが重要
矯正治療を終え矯正装置をはずしても、しばらくは歯根の周囲の骨がまだ不安定な状態です。「後戻り」といって、歯が元の位置に戻ろうとする現象が起こります。ですから、整った歯並びをキープするための「保定期間」が必要です。「リテーナー」という取りはずし可能な保定装置を装着し、整った歯並びを保ちましょう。
メンテナンスメニュー
定期検診
矯正治療後の定期検診では、お口の状態や歯列のチェックを行います。定期的に歯科医師によるチェックを行うことで、ごく初期段階でトラブルを見つけることができます。早期発見された小さなトラブルは、初期段階で治療することができるため、治療期間も短く済みます。歯に異常を感じてから受診するのではなく、定期的に検診を受け、歯列の乱れや虫歯、歯周病などのトラブルを予防することが重要です。
PMTC
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、歯科医師や歯科衛生士が特殊な専用器具を使って行う、歯のクリーニングのことです。「バイオフィルム」というこびりついた細菌の塊など、毎日自宅でブラッシングをしていても落ちない汚れを磨き落とすことができます。歯と歯の間や、虫歯や歯周病などのお口のトラブルを予防するのに大変効果的です。
ブラッシング指導
虫歯や歯周病予防の基本は、ご自宅でのブラッシングですが、正しいブラッシングができていない方は少なくありません。矯正治療後は特に歯並びがそれまでと変化しているので、正しいブラッシング方法を身につける必要があります。歯科医師や歯科衛生士が指導いたしますので、毎食後の正しいブラッシングで虫歯や歯周病を予防しましょう。